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頭痛・めまいに効果的な漢方の選び方

一般的な症状や対処法について

頭痛は風邪・二日酔い・気象変化など日常的な変化の中で起こるものから、緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛などの慢性的に抱えやすい頭痛まで様々です。頭痛のメカニズムとしては、頭部の血管に炎症が起きたり、筋肉の持続的な収縮などによって神経に圧が掛かったりすることで痛みが起こると考えられています。
めまいは体の平衡状態を上手く認知できないことで違和感を覚える症状です。大きくは脳の異常からくるものと、平衡感覚器の異常からくるものの２つに分類ができます。
激しい頭痛・ろれつが回らない・ものが二重に見えるなどの症状が認められる場合は、脳の異常が強く疑われますのですぐに医療機関を受診して下さい。

OTCでは、頭痛には頭部の血管や神経に起こった炎症を抑える解熱鎮痛剤が、めまいには乗り物酔い治療薬やビタミン剤などが使用されることもあります。

漢方の考え方

体内に過剰な「水」が発生する原因は様々で、水分の過剰摂取、加齢・胃腸虚弱による水分代謝の悪化、梅雨・台風などの多湿環境などが挙げられます。これらの原因により不要な水分が体内に侵入し停滞すると、めまい、頭痛、むくみ、体の重だるさといったような不調が現れるようになります。
漢方では、頭部の感覚器に「水」が溢れることで感覚器の働きが乱されると考えています。めまいも「水」が溢れて起こる疾患の１つです。
また痛みは、エネルギーである「気」や栄養物質である「血」が上手く巡れなくなると起こると考えます。余分な水分は物理的に「気」「血」の流れを阻滞するため、頭痛などの痛みが起こりやすくなります。
漢方薬は、体内に停滞している余分な水分を利尿など適切な排泄経路を用いて体外へ排泄したり、余分な水分自体を発生させないように体を整えることで、不快な症状を改善します。
眠くなる成分は含まれておりませんので、眠くなっては困る状況でも安心して服用いただけます。

あなたの頭痛・めまいをチェックしてみませんか。チェックが多いようなら、漢方薬でのケアがおすすめです。

一番悩んでいる症状、あてはまる症状が多いものが
あなたのタイプかも！

めまいが起こる

• 体が重だるい
• 食欲不振、軟便
• 回転性のめまい
• 頭重感がある
• 動悸、神経症

苓桂朮甘湯（りょうけいじゅつかんとう）がおすすめ

天気の変化で頭が痛い

• 頭が重く、包まれるように痛む
• 体が重だるい
• 二日酔いだ
• 急な水分の取りすぎで下痢がある
• むくみが気になる

五苓散
（ごれいさん）がおすすめ