「かぜ症状に効く漢方」の選び方

「かぜ症状に効く漢方」の選び方

かぜとは、ウイルスやマイコプラズマ、細菌の感染により生じる上気道の炎症を主体とし、 時に下気道まで及ぶ 急性炎症性疾患の総称です。具体的な症状は「くしゃみ」「鼻水」「のどの痛み」「発熱」「鼻づまり」「頭痛」「咳」と様々な症状として現れます。
一般的なかぜの症状は、安静にして、水分・栄養補給をしていれば1週間程度で治癒すると言われていますが、十分休息できてなかったり、無理を繰り返すと、いやな症状が長引く時もありますので、注意が必要ですね。
対処方法としては、通院か、市販のかぜ薬を購入されているのではないでしょうか。市販されているかぜ薬は大別すると「西洋薬」「漢方薬」に分けられます。それぞれ特徴がありますので使い分けて使用することをお勧めします。

かぜにはどうして「漢方薬」がイイの?

西洋薬は「対処療法」を目的としたかぜ薬で、その成分が体の特定の部位に作用し、症状を抑えます。一般的には色々な症状を緩和する総合感冒薬が用いられます。
最近では、風邪の代表的症状に合わせ使い分けるものが発売されています。代表的なものとしてのどの痛み、発熱、頭痛には抗炎症薬、鼻みず、鼻づまりには抗ヒスタミン薬、せきには鎮咳薬、痰には去痰薬が用いられます。なお、胃腸障害や眠気といった副作用があるものもあります。
一方漢方では、気候や環境の変化に身体が対応できなくなり、病邪が体の外から侵入することによって起こる病気としてとらえています。漢方薬は、症状を抑えるのではなく、生薬の組み合わせにより身体が本来持っている働きを引き出し、自然治癒力を高めるように作用します。
漢方薬では、寒いかぜと熱いかぜ、そして服用のタイミングに着目して選ぶことができ、ポイントを抑えることでより効果を発揮します。

風邪

「寒いかぜ」と「熱いかぜ」の違い

漢方では、身体の状態によってかぜの治療方針を決めます。
漢方の考え方では、かぜは大きく2つに分けられます。ひとつは、はじめに背中がゾクゾクッとするタイプ。もうひとつは、のどが腫れて痛むタイプです。前者を「風寒のかぜ」、後者を「風熱のかぜ」と呼びます。
それぞれのかぜに対し、アプローチの方法が異なります。「風寒のかぜ」は身体を温め熱を発散させます。逆に「風熱のかぜ」は炎症性の症状なので、炎症を取りながら熱を発散させるのです。タイプにより選ぶ漢方薬は異なりますので、まずは自身の症状がどちらなのか確認しましょう。

風邪

タイミングによって、治し方が変わる?

かぜをひいたら「葛根湯」とは、よく知られています。かぜの引き始めから中期に適した処方は、葛根湯、麻黄湯です。「なにか調子が悪いな」「かぜっぽいかな」という「かぜのひきはじめ」のタイミングに飲むとより効果的です。
節々が痛い(強い)かぜ症状には麻黄湯がおススメです。ひきはじめに飲む漢方薬は、手元に備えておくと安心ですね。
一般的にかぜの症状は、1週間程度で治癒すると言われていますが、いやな症状が長引く時もあります。長引く長引くせきや気管支炎、痰に対応する漢方薬として麦門冬湯がおススメです。
タイミングと現れている症状に合わせて、うまく薬を使い分けてください。

かぜのひきはじめ、頭痛に

葛根湯

熱があり、節々が痛むかぜや鼻かぜに

麻黄湯

花粉症・アレルギー性鼻炎に

小青竜湯

長引くせきや気管支炎、痰に

麦門冬湯

4件の商品があります。

第2類医薬品

葛根湯

かっこんとう

かぜのひきはじめ、肩こり

価格

1,320円

(税込)
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第2類医薬品

麻黄湯

まおうとう

発熱、さむけ、かぜのひきはじめ

価格

2,200円

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第2類医薬品

小青竜湯

しょうせいりゅうとう

鼻炎、花粉症

価格

1,540円

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第2類医薬品

麦門冬湯

ばくもんどうとう

からぜき、気管支炎

価格

2,200円

(税込)
(20ポイント)
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