調胃承気湯(ちょういじょうきとう)

はじめに

調胃承気湯は、慢性的に便秘で悩んでいる方、
便秘が続くと、おなかが張って苦しくなる方にお勧めの
漢方薬です。

症状・働き

漢方では余分な熱が大腸に停滞すると便秘を引き起こし、便秘に伴い、おなかが張ったり、頭重やのぼせ、湿疹、ふきでもの、にきびなどの症状が現れると考えています。
調胃承気湯は、大腸の蠕動運動を促し、大腸に溜まった余分な熱を排便に出すことで、便秘や便秘に伴う不快な症状を改善します。腸管内の水分を増やし硬い便を排出しやすくするので、無理なく排便を促すことができます。

効能・効果

体力中等度なものの次の諸症:便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満、腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和

服用期間

効果実感があれば1週間を目安に服用を続けることをお勧めします。

他の漢方薬

便秘の症状で用いることができる漢方薬は、他にもあります。
慢性的に便秘で悩んでいる方、便秘が続くと、おなかが張って苦しくなる方には『調胃承気湯』、ストレスなどでおなかが過敏になり、腹痛や下痢を起こしやすい方には『桂枝加芍薬湯』、便秘で便が硬くコロコロした便が出る方には『麻子仁丸』、便が硬く、きれ痔になりやすい方には『乙字湯』が用いられます。

注意点・併用

他にお薬を服用している場合は、確認のため、かかりつけの医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。
他の下剤と併用することはおやめください。下痢の症状が強く現れたり、腹痛を伴うときは服用を中止し、しばらく様子を見てください。

生活アドバイス

便秘の改善には、暴飲暴食を避け、刺激物、高脂肪の食べもの、アルコールを控え、食事のバランスに注意しましょう。
食物繊維の多い食事(野菜、イモ類、豆類、根菜類)や適度な運動を心掛けるとより効果的です。