止逆清和錠(しぎゃくせいわじょう)

はじめに

止逆清和錠は、胃酸の逆流などによる胸やけや、胃もたれといった症状を中心に、不快な胃腸症状を改善する胃腸薬です。

症状・働き

食べ過ぎや早食い、飲酒・喫煙、また、姿勢が悪いことなどの原因により、胃酸が食道に逆流すると胸やけなどの症状が起こります。また、胃の動きが悪くなると胃もたれなどの症状が起こります。
止逆清和錠は、胃酸を中和することで胃酸過多による胸やけなどの逆流症状を改善します。また、消化吸収を助け、胃腸の働きを整えることで、胃もたれなどの症状も改善します。

効能・効果

胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ(おくび)、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ(過飲)、胃痛、消化促進、消化不良、食欲不振(食欲減退)、食べ過ぎ(過食)、消化不良による胃部・腹部膨満感

服用期間

まずは2、3日服用し、効果実感があれば継続してに服用を続けることをお勧めします。

他の漢方薬

胃腸症状に用いることができるお薬はいくつかあります。
胃酸逆流による胸やけ、胃もたれには『止逆清和錠』、急性胃腸炎やお腹が冷えて下痢になる方には『胃苓湯』、不安や過労などのストレスによる神経性胃炎には『半夏瀉心湯』、慢性的に胃腸が弱く、食欲がわかない方には『六君子湯』が適しています。ご自身の症状に最も合うお薬をお選びください。

注意点・併用

他にお薬を服用している場合は、確認のため、かかりつけの医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。

服用アドバイス

胃酸の逆流による胸やけや胃もたれなどの症状がある方は、食べ過ぎや、早食いをせず、脂肪の多い食事や肉類を控え、バランスの良い食生活をこころがけましょう。また、普段から姿勢をよくし、食後3時間は横にならないようにしましょう。