コイクラセリド(こいくらせりど)

はじめに

コイクラセリドは二の腕や太ももなどのザラザラ、肌のざらつきが気になる方にお勧めのお薬です。

症状・働き

さめ肌とも呼ばれる、二の腕や太ももなどのザラザラ、肌のざらつきは、異常な肌のターンオーバー(新陳代謝)によって、古い角質がたまってしまうために起こります。
コイクラセリドは、肌の赤みを取り、肌のターンオーバーを正常にします。体の内側から肌の表面を滑らかにすることで、さめ肌などの肌のざらつきを改善します。

効能・効果

いぼ、さめ肌、ソバカス、肌あれ

服用期間

肌の角質層のターンオーバーは約2週間と言われています。まずは一週間ほどお試しいただき、効果実感があれば2週間を目安に服用を続けることをお勧めします。

他の漢方薬

肌トラブルに用いることができる漢方は、他にもいくつかあります。
さめ肌や、二の腕などのざらつきが気になる方には『コイクラセリド』、肌あれやイボが気になる方には『ヨクイニン』、シミやニキビが気になる方には『桂枝茯苓丸料加薏苡仁』、乾燥して痒みがある皮膚炎には『当帰飲子』が適しています。
ご自身の症状に最も合う処方をお選び下さい。

注意点・併用

他にお薬を服用している場合は、確認のため、かかりつけの医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。

服用アドバイス

さめ肌は、乾燥すると悪化してしまうため、入浴後は速やかにクリームなどで保湿することが大切です。また無理にブツブツをとろうとすると、かえって痕が残ってしまうこともあります。そのため、入浴時は強く擦り過ぎないようにしましょう。