生理前の
イライラがひどい、
落ちこんでしまう…
加味逍遙散は、月経周期にまつわる症状のなかでは、特にイライラ、不安、ため息をついてしまうといった精神的な症状などに効果を発揮する漢方薬です。
第2類医薬品
加味逍遙散かみしょうようさん
1,650円(税込)
内容量:84錠(12錠×7日分)
漢方の考え方
大切なのはバランス
漢方では、人間の生命活動は
「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つの要素によって
成り立っていると考えられています。
「気」は
人体の機能を支える要素。
生命の活動エネルギーといってもいいでしょう。
「血」は
血液を含む栄養素の総称。
体内の臓腑などの器官を養い、様々な調節を行います。
「水」は
血液を除く体液の総称。
西洋医学では白血球の一種の
リンパ液に当たるとされ、体内を潤します。
「正気(せいき)」が生まれ、
健康を保つことができます。
大切なのは、
この3つがバランス良く
保たれていること
生理に関する症状と漢方の捉え方
「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つのうち
女性の場合は特に「血」が重要視され、生理を考える際は、
子宮に血が十分に行き届くことがポイントとなります。
また「血」の流れは、エネルギーである「気」の作用によって
支えられることから気の巡りも重要となります。
血と気のバランスにおいては、
大きく3タイプに分かれます!
精神症状がつらいときには、
「加味逍遙散」がおすすめ
生理前後にイライラする、落ちこんだ気分になるなど、精神症状が特につらい方は、ストレスなどの刺激によって気が停滞し、漢方でいう「気滞」(気の巡りが悪い)状態となっている可能性があります。
体のバランスをつかさどる自律神経系の働きをサポートすることができるのが、「肝」(気の流れを管理する臓器)となります。
加味逍遙散は、そんな肝の働きを整え、体の巡りを良くする働きにより、イライラ以外にも、怒りっぽくなる、不安を感じる、ため息がでる、月経不順、冷えなどの悩みにも対応します。
ひとくくりにせず、
あなたの症状のタイプを
見極め対処することが大切です。
第2類医薬品
加味逍遙散かみしょうようさん
1,650円(税込)
内容量:84錠(12錠×7日分)
「加味逍遙散」のよくあるご質問
- 加味逍遙散は更年期のイライラにも効果があるようですが、PMSのイライラにも使えるのですか?
- 漢方では病名でなく症状の集まり(証)で病気を診るため、更年期であってもPMSであっても同じ証であれば、同じ処方を用いて治療を行います。
- どのようなタイミングで服用するのが良いのでしょうか?
- 体気の流れを良くして体調を整えていくので、症状の出る生理前後だけでなく、症状が落ち着くまで継続的に服用されることをお勧めします。
- 不眠症の改善にも有効な漢方ですか?
- 漢方薬は、直接に睡眠を誘導するというよりも、抑うつ、不安、焦燥などの自然な睡眠を妨げているものに対し、体のバランスを整えることによって不眠を改善していきます。
「加味逍遙散」は、体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、便秘の傾向のある方の不眠症に効果がある医薬品です。
生理前や生理中のつらい症状、もう悩みたくない!
自分のキモチとカラダはわたしらしくありたい・・・。
PMSをはじめとする生理関連の症状は、多岐にわたり、
人によってつらい症状は様々。
原因と悩みを分解し、あなたにあった漢方を選んで、
対処するのがおすすめです。
PMS(月経前症候群)とは
月経前症候群(PMS:pre-menstrual syndrome)は、月経前の1~7日にわたり、こころや体にいろいろな不快症状が現れる病態で、月経が始まるとそれらが消失してしまうのが特徴です。
PMSはなぜ起こる?
原因はひとつではなく、はっきりとしていないことも多いPMSですが、
西洋医学では、ホルモンバランスの変動、月経周期における
エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンの
分泌変化のアンバランスさや急激な変化によって、
各々の不調をもたらすと考えられています。
一方、漢方ではカラダの構成成分である
「気・血・水(き・けつ・すい)」の異常としてPMSを捉え、
子宮における「血」の滞り、ホルモンバランスの異常による
「水」のバランスの乱れ、「気」の異常などが関連、
「気」の流れを司っている五臓六腑の
「肝」の乱れがあると考えられています。
また「肝」は「血」を貯蔵する働きもある部分であり、
女性の生理にまつわるトラブルでは「肝」が重要な
鍵を握っていることも多いとされています。
関連用語集
- 月経困難症
- 月経中に起こる、日常生活に支障が生じるほど強い苦痛を伴う病的症状のことをいいます。
- 血の道症
- 月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。
- 月経前不快気分障害(PMDD)
- 月経前症候群(PMS)の中でも、より精神症状の重症化した病態を指します。DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル)で定められている、うつ病や気分変調症(慢性の軽うつ)などと同じ分類にあたる抑うつ障害群の一種です。
- 月経前過眠症
- 月経前症候群(PMS)の症状のうち、月経前の眠気症状を指します。黄体期(月経前2週間)にはプロゲステロンが増加し、卵胞期に比べ基礎体温が高くなります。黄体期では、深部体温リズムが一日のメリハリがなくなるため、月経前には、睡眠が浅くなったり日中の眠気が強くなると考えられています。
PMSや生理のなやみ
女性の抱える一口に生理のなやみといっても、多岐にわたる症状があります。
生理についての悩み・症状についてアンケートを募集したところ、「生理痛」が50%と一番多い結果となりました。次いで、「イライラ」が43%、「からだのだるさ」が42%…と続きます。「その他」で、頭痛と回答された方も多く見られました。
- <期間> 2014/2/17~2014/3/31
- <回答数> 3,489名 当社調べ
人によって、精神的・身体的なものなのかどうか、
つらい症状の時期や期間、
症状の出方はさまざまです。
また、体の状態やストレスを抱えているなど
心の状態によっても違います。
ひとくくりにせず、
あなたの症状のタイプを
見極め対処することが大切です。
POINTどうして漢方がいいの?
漢方薬は
天然の生薬の組み合わせ
漢方薬の原料は、草や木、動物など、自然にあるものです。たとえば、「ショウガを食べると体が温まる」と言われますよね。このような、植物などに備わった力を一つひとつ確かめ、組み合わせてできていったのが漢方薬なのです。
漢方は“自然な治癒力”を
呼び覚まします
漢方薬と西洋薬は、“治し方”に対する考え方が違います。西洋薬の多くは、本来体がすべきはたらきを薬が代わりにしますが、漢方薬は、本来体のもつはたらきを高めるように作用して、体自身の力で正常な状態をつくりだそうとするものです。
「ひとつだけではない」症状に
ココロにも、カラダにも。
漢方では、症状ひとつだけを見るのではなく、体全体、その人そのものを見ます。また、体と心はつながっているという考え方から、心のはたらきもその人の一部として考えます。このことから、一見関係のないように見える複数の症状に、1つの漢方処方で対処できることもあります。